ソプラノのレコーディング研究その１ 正面からマイク一本で録った「If I Shoul Lose You」

ソプラノサックスのレコーディングってなかなか難しく、どこにマイクセッティングをするかでかなり音が変わってきます。

とくに、わたしの使っているようなネックが少し曲がっているタイプのソプラノだと音が上下に拡散するために、ベルからの音だけを録るとバランスがすごく悪くなってしまいます。ストレートタイプの普通のソプラノだと、ベルからの音だけを録るというやり方もよくやったりしますけども。

ケニーGとかグローバーワシントンJｒ.とかのソプラノはそんな感じで録ってる音だと思います。

そこで、マイク一本で離れたところから録るか、ベルからと上からと2本のマイクを近づけて録るか？という二つのやり方で比べてみることにしました。

まずは、離れたところから１本で録った「If I Should Lose You」です。

マイクは sE Electronics の Gemini II Dual Tube Microphone を使っており、離れたところからソプラノの中心を狙っています。

一応、教科書通りだと、音がなっている物体の直径を底辺とした正三角形を作り、その頂点にマイクを設置するということになっております。

ソプラノが大体６５センチなので、その半分の３２．５×√３で、約５６センチのところにマイクを設置しました。

サイドから本体を狙って Shure KSM 44 をサブマイクとして録って混ぜてます。

プリアンプは Focusrite ISA ONE で、そのあとに DBX 160A コンプレッサーをすげー薄くかけてからオーディオインターフェースに送りました。

わりと自然な音で録れているのだと思いますが、次の記事でマイク２本で録った動画をはりつけまーす。