2020年5月29日に自宅で演奏した If I Were Bell です。
こちらもマイルスのリラクシンでの演奏で有名です。クッキン リラクシン ワーキン スティーミンというマラソンセッションと呼ばれる4作品は高校生の頃に通学の電車の中で聞きまくり、いまだに Apple Music で延々ループしています。
凝ったアレンジもしていないし、アドリブも理論的には難しいことをしていないのに他の人では真似できない素晴らしい何かが感じ取れるこの作品群はジャズの魅力そのものであり、私があこがれる演奏でもあります。
サックスの録音には KSM 44A コンデンサーマイクを Forcusrite ISA One につなげて、 dbx 1066 リミッターでピークを抑えたうえで RNC 1773 というコンプレッサーを通してからオーディオインターフェイスにつないでいます。
RNC 1773 は安価でコンパクトなのに大変優秀なコンプレッサーです。スーパーナイスモードという村西とおるのようなネーミングのボタンがあるのですが、これを押すと原音の形を損なわずにそのままギュッと圧縮してくれます。アタックとかリリースとかをいじって前に出したり、後ろに引っ込めたりする音作りというよりは、原音のバランスを保ったまま圧縮してくれるで、あとでミックスをしやすくするという目的にはぴったりです。
録音時のコンプレッサーのかけどりにはプラグインは使えないのでこういったハードはいくつか必要なのですが、値段もあまり張らない RNC 1773 はで会えてよかった機材の一つです。好きすぎて2台も持ってる。
