2022年9月22日にホテルカデンツァ東京で演奏した Tennessee Waltz です。
空間を演出するためにもちろんリバーブを使っているのですが、リバーブは左右の空間の広がりに近く、天井の高さを表現するのには Waves Brauer Motion と使っています。
このプラグイン自体はいわゆるオートパンなのですが、ステレオの音源にうねりを出すのにとても役立ちます。
わたしはリバーブの一部にのみこの Brauer Motion をかけ、天井に反射した上下の反響が左右の反響と合わさってうねりを出すような演出を試みています。
上記のようなもともと広い空間で録った音源は、もともとの反響音がもちろん入っているのですが、楽器の音を強調して抽出する段階で反響音が消えてしまうので、むしろプラグインで人工的に反響音を戻してあげる必要があります。そのようなときに、リバーブと Brauer Motion を使って演奏していた空間を表現し直しているわけです。
Mercury というバンドルに入っています。
