２０２１年８月３日にマイナスワンで録音した There Will Never Be Another You と Waves の CLA 76 コンプレッサー

２０２１年８月３日にマイナスワンにテナーで録音した There Will Never Be Another You です。

ジャムセッションでもよく取り上げられる超定番曲ですが、Jamey Aebersold　のマイナスワンで演奏しました。

この曲もやはりだんだん早くなるというカラオケにあるまじき盛り上がる伴奏です。

いや、伴奏というよりどんどん変化するリズムセクションに呼応するかのようにフレーズを構築しなければならないのでもはやマイナスワンとのインタープレイを楽しんでると言っても過言ではないでしょう。

よく聞くと奇跡的に私のフレーズをリズムセクションが聞いてくれてるように思える箇所がいくつか出てきます。

いや、私が無意識に合わせてるだけか。

サックスに使用しているコンプレッサーは Waves の CLA 76 です。

このコンプレッサーは歴史的名器、Universal Audio 1176 をモデリングしたもの。

ものすごく早くアタックタイムを設定できるのでアタックをがっつりつぶしてがっちり固まった音を作れるという特徴を持ったコンプレッサーです。

Blacky と Bluey の二つのバージョンが使えるのですが、私の使い方だと Bluey が自然な音に聞こえるので Bluey ばかりを使用しています。

この CLA 76 の手前に CLA 2A というアタックタイムが遅すぎてアタックをつぶせないという逆の特徴を持ったコンプレッサーを通し、２度掛けしてます。CLA 76 だけだと音圧が上がってパワフルになる代わりに音がモコっとしてしまうのですが、 手前に CLA 2A を入れることにより迫力があるけど、アタックがしっかりついていてメリハリや歯切れがよい、といういいとこどりの２段構え。くっきりメロディーのニュアンスを残したうえで音が前に出てきます。

CLA Classic Compressor というバンドルに入ってます。