この前の記事でマイナー一発の事に触れたのでせっかくだからセブンス一発のことについても書いておこうかなと。
こっちも、かなり自由度が高いのは同じなんですが、マイナーにくらべてブルージーに響くため、メロディックなフレーズの方がおさまりがいいのが特徴的だと思います。ペンタトニックもメカニカルな使い方より、歌えるフレーズの方がうまく乗るわけです。
セブンス一発の時に私が多用するのがマイナーメジャーペンタトニックというスケールです。これはマイナーとメジャーのペンタトニックを混ぜたスケールで、例えばC7の時には
ド レ ミb ミ ファ (ファ# ) ソ ラ シb というブルーノート除いて8音のスケールとなります。
8音もあるので、ちゃんと歌えるように演奏しないとごちゃごちゃするのですが、うまくできると、とってもブルージーで拳が効いた男気溢れる世界を作り出す事ができます。
このスケールをインサイドとして持ってきて、あとは、Gm C7 やGm7b5 C7b9 に分解したり、F#7 FM7 にしてオルタードコードから解決したり、コンディミにしたりと想定できるありとあらゆるチェンジがやりたい放題ではあります。しかし、なるべくフレーズの終わりはインサイドに解決し、あくまでメロデイックに攻めるのがいいかと思われます。
マイナー一発よりも、バップフレーズみたいな、4ビートでも使えそうなフレーズが乗りやすいのが、セブンス一発の特徴でしょう。