by yuta122577 ライブ情報/プロフィール/メール
~プロフィール~
久住 祐太 くすみ ゆうた (Ts, As, Ss) 東京出身 香港在住時に13歳でサックスを始める。 青山学院大学在学中に プロとしての活動を開始。 都内ジャズクラブでの演奏のほか サポートメンバーとして数々のバンドに参加。 2004年1月渡米。 テネシー州 Nashville のBelmont University にて 音楽ビジネス専攻のMBAを学び 作曲、編曲等も学ぶ。 学業のかたわら同大学ではサックス講師も勤める。 2005年 MBA in Music Business 取得。 帰国後は自身のカルテットを中心に活動を再開。 東横線田園調布駅最寄にサックス教室を設立いたしました。出張もします。初心者からプロ志向の方までわかりやすくサックスレッスンいたします。 ホームページはYuta Kusumi School Of Saxophoneです。どこへでも出張します!生徒随時募集中!!! ご連絡はこちらへお願いいたします。 ~ライブ情報~ 2024年 3月22日金曜日に自由が丘でジャズライブをやります。 Spring Jazz Live 2024 at Jiyu-gaoka hyphen 2024年3月22日金曜日 19時半開場 20時開演 久住祐太 Ts,Ss 一戸智之 Pf 稲岡吾郎 Gt 鴻野暁司 Bass 今成英樹 Drums 自由が丘ハイフン 東京都目黒区自由が丘1-26-9 三笠ビル B1F Music Charge 2500円 (未成年 1200円 未就学児無料) ミニマムcharge 2Orders(未成年 1Order 未就学児なし) 同時に配信ライブもやります。 配信は2000円ですが、購入いただいた方には後日ライブの動画ファイルを丸ごと差し上げます。 配信チケットは以下のURLよりご購入ください。 https://peatix.com/event/3872418 ~リンク~ Yuta Kusumi School Of Saxophone東横線田園調布にある サックス奏者 久住祐太 の私塾です。基礎、音色、アドリブ、理論まで、わかりやすく教えます。 最新のコメント
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引き続き、戦略論のテキストを読み進めていますが、さっそく Competitive Advantage が出てきました。
競争優位という言葉ですが、元になったのはデヴィット・リカードの提唱した比較優位(Comparative Advantage) という国際貿易論の言葉で、ある国の持っている他の国にはない秀でた生産性のことを指していました。”各国がそれを追求すれば地球全体が効率のよい経済活動を行える”という理論が自由貿易の大前提となっていたわけです。実際そうでもなかったんですが。 それを、M・ポーターあたりが経営戦略に置き換えて大ヒットして以来、経営戦略論ではなくてはならない言葉になったようです。 そもそも”戦略的に経営する”という行為は”競争優位を確立し維持していくために戦略を策定し実行する”ということであります。つまり組織(もしくは個人)が他社が持っていない何かを追求するために戦略は存在するということを意味しています。まあ、個性を確立し保つためにどうすりゃいいかというのが戦略、そういうことです。戦略のプロセスを始める前に、その組織や個人の競争優位性を把握しておかないとダメよ、ということです。 Competitive Advantage には3つの視点があります。 The Industrial Organization View (その組織をとりまく環境によって引き出される競争優位) Resorce-Based View(その組織の人、経験、資源から引き出される競争優位) Guerrilla View (競争優位は常に移り変わるという視点) まず、The Industrial Organization View というのは”周りがこんな状況だから自分のポジションは今こんな感じ”ということから引き出される競争優位です。 つまり、60年代に大人気だったコルトレーンがバリバリのモードジャズへと移行しジャズ界がモード一辺倒になったため、モードが苦手なハンク・モブレーの仕事が少なくなっちゃった、という状況。コードチェンジによる流れるようなソロを得意とするモブレーは競争優位が弱くなってしまったのです。 現在の話だと、CDが売れなくなり、ダウンロード販売が増えたため、ミュージシャンにとっては以前よりレコーディングの機会が減るようになったか、もしくはギャラが下がってきました。反面、ダウンロードなどにより音楽ファンの総人口は増えたため、ライブに足を運ぶ客の数は増えました。よって、ライブの仕事が得意なミュージシャンの競争優位が強くなってきました。今はレコードで宣伝してライブで儲ける図式に業界が変化しています。以前と真逆。 こんな感じで日々変化する状況によって自分の競争優位のポジションが変わっていくというのが The Industrial Organization View。そしてこの変化の速度はすごく激しくなっております。 Resource-Based View というのは内的要因によって導き出される競争優位。Resource という言葉には Financial, Physical, Human, Intangible, Structulal, そして Cultural な資産全てが含まれます。 ミュージシャンにとってはこれが一番適用しやすい視点かもしれません。”これがやりたい”という意志でさえめちゃくちゃ強ければ競争優位になりえるわけです。 Resource-Based View の競争優位において大事なのはその優位性が以下の4つをもっている事です。 Value (その優位性には価値があるか?価値とはその優位性がその組織や個人に良い結果をもたらすか?ということ。) Rare (他の組織や個人がそれを持っていないか?) Hard To Iimitate (まねしにくいものか?) Ability To Exploit (実行可能なものか?) ミュージシャンならば Value なんかは仕事が来るかどうかっていうのだけではなく(もちろんこれも大事だけど)本人がやりたいことなのかどうかというも大きい。”なぜか4ビートの曲はすごく得意なのに本気でやりたいのは実はフュージョンです”みたいなアーティストの場合、”4ビートでの演奏”という要素に競争優位はなくなる。なぜなら本人が楽しくないから。 そして、 Rare というのはまさしくオリジナリティのことで、特にジャズミュージシャンの場合”誰かと似たような演奏”というのはよろしくない。オリジナリティは絶対必要といえる。ただ、ものすごく模倣が難しい(たとえばウェイン・ショーターなど)ミュージシャンの模倣はそれだけで Rare になるので例外もあるとは思うが。 そして、Hard To Imitate であるが、ジャズミュージシャンの場合、チャーリー・パーカーにしろコルトレーンにしろ、Imitate して勉強するというのが慣例化されているくらいなので ”フレーズ” のrare さという点ではそこまで Hard To Imitate である必要なない。が!音色やアーティキュレーションというのは”どうしてもこの人しか出せない”というものを偉大なミュージシャンはみな持っているので、”まねされない音色”という要素は大いに追求すべきだろう。 Ability To Exploit というのはそれが実行可能なものかどうかという点。たとえば上記の話で”音色”に競争優位性のあるミュージシャンであれば、もし肉体的に非常に無理をした結果の音色であれば体調次第で実行不可能になってしまう。あと、ファンクでの演奏を得意とするソリストであれば、そのソリストとグルーヴの合うメンバーが周りにいなければ実行不可能です、もちろん。 上記のような内的要因によって得られる競争優位と前出の外的要因によるポジションの結果導き出せる競争優位を照らし合わせていく必要があるのですね。 そして、最後の Guerrilla View というのは苦労して導き出したその組織や個人の競争優位もすぐに役に立たなくなっちゃうよという、なんだそりゃ的な視点です。 それもそのはず、外的要因は常に変化するし、内的要因も人材が変われば変化していくし、そうすれば当然競争優位も常に変わっていくということです。 マイクを使って演奏するのがまだ一般的ではなかった時代、コールマン・ホーキンスなどサックス奏者の間では”音がでかい”という要素が競争優位になり得ました。繊細だけど素晴らしい歌い方をする レスター・ヤングは ”音が小さい”ということで使えないミュージシャン扱いされた時代もありました。しかし、ビックバンドから徐々にコンボという形態に人気が移行し、かつ”サックスをマイクでとる”現場も一般化した結果”音がでかい”ということはそれだけでは意味をなさなくなっていったのです。よって、コールマン・ホーキンスをはじめとする”でかい音”が特徴だったサックス奏者達も、音色とフレージングなどによる個性の追求に集中していくことになりました。(いや、そもそもコールマン・ホーキンスは音がでかいだけじゃなくてフレージングも特徴的であったわけなんだけども.....。) なんてのも Guerrilla View ですね。現在なんかはこのような事態が1年くらいのスパンで起こっているといっても過言ではない。
by yuta122577
| 2010-05-05 11:30
| 経営戦略とジャズ
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